山本和正パーソナルサイト

・・・君は、ショートカットボーイズを知っているか?

先日のことである。

その日は1日フリー走行で、朝からよく晴れた良い天候に恵まれたこともあり

"非常に混雑した日"だった。

パドックにも駐車しきれず

駐車スペースを求めてピット、パドック、一般駐車場を行ったり来たりする

パーキング・ジプシー」まで現れるほどであった。

だから、走行でその鬱憤を晴らす走行者も多かったのではないだろうか・・・。

そんな状況で午後のフリー走行時間を迎え・・・

混雑もピークし達している中、ロングコース・ドリフト時間がスタートした。

その時間も、20台を超える車が走行していたのは言うまでもない。

多くの車が一斉にコースイン。

時間合間の静寂が一気に打ち破られ

ドリフト時間独特のエンジン音とスキール音が
サーキット周辺に響き渡る。

スタート後、10分から15分程度過ぎたころであっただろうか。

走行中にコースアウトしたのか

フロントバンパーを破損し、第1ヘアピンのショートカットで停車している車両が現れた。

しかも、20台からが走行しているコース上で、 いきなり車を降りて車両の様子を見ているではないか!

避難経路・退避場所のないミニサーキットでは、こうした場合
"車から降りずに救出を待つというローカルルール"
がある。その都度、車両回収なのである。

しかし、それだけではなく・・・

なんと、それを見たもう1台が、その第1ヘアピン先のショートカットで停まるその車の後ろに停車してしまったではないか!

そして最初に停車した車両のドライバー、ハイテンションC(仮名)が

ショートカットを塞ぐパイロンを手でどけて
そのショートカットを抜けてしまったのだ!

そしてそれに続いて

後ろに停まった車両のドライバー、ハイテンションD(仮名)までが そこを突っ切ってしまう始末。

んっ、何!!!

直後に赤旗が掲示された。

赤旗で全車がピットインすると・・・

それを見ていたコントロールタワーの管制担当オフィシャルは 瞬間湯沸し機のように沸騰してしまったのだ!

そのままピットへ踊り出て、「激しく」その2人を注意したのだ。場内は暫くその光景に時が止まっていた・・・。

確かに、スタンドも満席、満場のパドックという状態でそうしたルール違反は注意しなければ他に対して示しもつかない。注意しなければならないのだが・・・。

このときは殊更に激しく注意を受けたハイテンションな二人だった。

その後、コントロールタワーへ謝りに申し出たということだが

何とも久々にあった種類の事件である(笑)。

サーキットがオープンしたころは、旗無視などの無法者に何度も悩まされたものだが・・・(遠い目)。私自身も大声を張り上げたことは何度もあったものだ・・・。

いずれにせよ、この裏YZに取り上げられる資格は十分にある。

しかしそのハイテンションな二人は、その後もハイテンションなまま、コースを後にしたようだ(意味不明)。

しかもこの事件は、某雑誌にまで投稿記事として取りあげられていたという・・・。

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©KAZUMASA YAMAMOTO