山本和正パーソナルサイト

君は、YZ神社を知っているか?

YZには、不思議なポイントがある。いよいよこの裏YZも、人ではないネタを取り上げる時代に入った。(なんだそれ)

それは…

YZ神社、と異名をとる祠のことである。

一見すると何の変哲もない小さな社の祠なのだが…

その場所が重要なのである。どこにあるかというと…

第1ヘアピン手前、ダンロップ看板の隣の奥にあるのだ。

一見すると、妖しげな雰囲気を漂わせている・・・。

この祠はYZサーキットができる以前からここに設置されており、

コース建設の時に周りの林を伐採してその姿が露わになったのである。

しかも位置的に非常に「危険」ではないか!

そうなのである。

ロングコースが完成した第2期工事を終えた際、

第1ヘアピンを拡幅したために・・・

コースからわずか数メートルの場所に
位置することになってしまった。

結構危ない場所である。

しかも、この祠、そこに鎮座している大石(直径2〜3メートル、高さ1メートル程)の・・・

上に奉られているのだ。

コースアウトして石にぶつかれば車の破損はもちろん、怪我をしかねない。

・・・それに奉られている祠である。

そこに当ってしまったら何か悪いことでも起こりそうで怖い(苦笑)。

第1ヘアピンの手前、ダンロップ看板の隣後ろに、2本の桜の木間に挟まれ、ひっそりとたたずんでいるその姿には畏敬の念すら感じる。

そんな危険な位置にあるにも関わらず・・・

一度もぶつかった車はいないのだ!!!

これは、何か力が働いているのではないかということになっても無理はない。

<<新聞記事風 YZ神社 接触未遂事件簿>>

※著者注※報道では交通事故などの際、何故か「ハンドル操作を誤り」とされる・・・

1.ダンロップ看板倒壊(2001年頃)

ドライバー(20代中盤)の運転によるドリフトのスカイラインGTR(BNR32)が、第2コーナーをテールスライドさせながら立ち上がるが、その後の下り区間で「加速タコ踊り状態」という危険姿勢に陥り、ハンドル操作を誤りコマのようにスピンしながら後ろからコースアウト、そのままダンロップ看板に接触、同看板が倒壊した。あわやYZ神社にも接触かと思われたが約2メートル手前で停止した。ドライバーに怪我はなかった。(提供=YZ通信)

2.第1ヘアピン進入時車両同士の接触によるニアミス(2002年頃)

20代前半のドライバーによる2台のドリフト車両(車両不明)が第1ヘアピンで接触、お互いに弾かれる形となってハンドル操作を誤り2台共コースアウト、1台は第1ヘアピンマウンテン(標高456M)2合目付近まで登攀し停止、残る1台はYZ神社手前1メートルに停止、ニアミスを犯すという事故が発生した。両ドライバーに怪我はなかった。(提供=ボイター共同)

3.まさに幸運!?激突避ける(2003年初頭)

20代前半のドライバーの運転によるドリフトのシルビア(PS13)が、第2コーナー立ち上がりよりドリフトを維持して走行するが、次第にアングルが大きくなりやがて修正不能に陥り、ハンドル操作を誤ってYZ神社を正面にする形でコースアウトする事故が発生した。事故目撃者のサーキット職員の話によると、「YZ神社に当るかと思った。しかし何とか草むらが深かったせいか、祠の石手前数十センチで停止し、激突はしなかった」という。車両破損やドライバーの怪我はなかった。
(提供=時事情報通信)

現在では、あまりにもニアミス事故が多発しているため、また水はけを良くするための水路を確保するための両面から、祠の石の手前に現在は溝が掘られている。

激突コースであっても溝にはまるため、激突は避けられるようになっているのだ。

このストーリー
いずれにしてもこの裏YZに取り上げられる時期が来ている。

(おお、初めて違う締め台詞が!)

嗚呼、またエピソードがひとつ・・・。

↑ページ先頭に戻る>裏YZトップに戻る
©KAZUMASA YAMAMOTO